2009年12月27日日曜日

2009年を表すひと文字

クリスマスも終わり、今年もあと数日。
この時期は、慌ただしいなか、一年を振り返る時でもありますね。

政治・経済・芸能などの総集編を、マスコミ各社はこぞって特集を組んでいます。
「これって今年に起こったことだっけ」と、記憶の彼方に押しやられているニュースだったり、つい最近と思っていたことが今年初めのニュースだったりと、記憶の不確かさに苦笑いです。


京都の清水寺で今年の漢字が「新」と発表されました。

私にとっての2009年の一大トピックスは、鍼灸師を目指してからの念願だった治療院をオープンしたことです。

…ということで、私にとって2009年を表す漢字は『開』。

みなさんにとって、今年を表す漢字は何でしょうか?

迎える一年をイメージする前に、過ぎ去りし一年に想いを馳せつつ、今宵も一献!

2009年12月6日日曜日

やり残した宿題

久々の投稿です。

今年も早や12月。紅白の出場メンバーに、世相を表す流行語大賞の発表など、年末に向け慌ただしさを増してきましたね。

美康堂も新年に向けて、今年やり残した宿題をやらなくっちゃと、携帯サイトを立ち上げました!

携帯サイト用のソフトを用意し、いざ制作。
ようやくアップロードできるまでにこぎつけたものの、どうしてもアップできないのです。

どうも初心者にありがちなミスをしたようで、それを解決するのに数日かかりました。
何事も経験が大事、といっても少々へこみ気味。

…でも、ようやく、携帯でサイトを見た時は「やったぜよ~!!」と感動すること、しきり。
まあ、冷静にみると、難ありのサイトなのですが、私的には上出来!と自画自賛です。

少しづづ、充実していけたら…と、後は来年の宿題に繰り越しますね。

是非、携帯サイトをチェックしてください。

URLです。
http://www.bikodou.com/mobile/

2009年11月20日金曜日

幻想的な風景

当院には玄関を入った正面にフォトライブラリーがあります。


ご夫婦とも患者さんのご主人・Aさんの趣味が写真、というお話しを伺い、これまでの作品を見せて頂いたことがあります。これがきっかけで、Aさんの作品をフォトライブラリーに掛けさせて頂いています。


作品は季節ごとに変わり、「荒々しい水しぶきをあげる滝」・「儚げにゆれるコスモス」・「幾重にも重なる紅葉」・「薄桃色の雲海から浮かび上がる山々」と四季折々に玄関を彩っています。


写真は全くの素人、というかHPを立ち上げるのに初めてデジカメを買った私には、どうしてこんな色がだせるのだろうか…どうやったらこんな瞬間を捉えることができるのだろう…と感心することしきり。

物静かなAさんの人柄が感じられる作品ばかりで、眺めていると心が穏やかになります。

でも、どこか儚くてチョッピリ物悲しい気持ちになったりして…
もしかしたら、心の情景も写し出すのかなぁ…

きっと、繊細なAさんならではの作品なのでしょう。

Aさん、いつも有難うございます!

2009年11月7日土曜日

青洲の里へ 青洲の周りの女たち

「華岡青洲の里」の第二弾です。
青洲は有名な人物なので、青洲の里で見聞した華岡家のお話しをご紹介しますね。

青洲は開業医の長男として、紀伊の国平山(現:和歌山県紀ノ川市)で産声をあげました。華岡家は貧しかったため、青洲の父の直道は、医業の修行をして家名を奮い起こそうと努力していたそうです。
そんななか、近隣の豪族の娘が難病にかかったことを聞いた直道は、娘の病を治すことができたら娘と結婚させてほしい、と申し出たのです。これには豪族も難色を示しましたが、やはり娘の命には換えられないと渋々と承諾したとのこと。

直道は娘を回復させ、念願の結婚を果たしたのです。豪族と親戚関係を結ぶことでお家を再興させたかったのですね。こんな逸話を聞くと、なかなかの野心家だったのかなぁ…なんて思いますが、結婚はお家のために行われていた時代だったのですね~。好きだからと、結ばれる時代ではなかったのでしょう。

この娘というのが、青洲の母の於継(おつぎ)なのです。於継は良妻賢母だったようで、青洲が麻酔薬の「痛仙散」を完成させるのに、妻の加恵と共に献身的につくしたのです。
二人は研究段階の「痛仙散」を自ら服用。動物では効果のある薬でも、臨床に用いるためには、やはり人体で試す必要があったのです。後に妻の加恵は薬の影響で失明してしまう、という話は有名ですね。


青洲の偉業達成には、命を張った二人の女性の尽力があったのですが、青洲を支えた女性は、この二人だけではないのです。直道と於継の結婚後も華岡家はやはり貧しく、当時の医学研究の中心地である京都に青洲を遊学させるために、二人の妹が内職をしながら学費を稼いだと言われています。

最近のテレビを賑わしている「34才の女」と「35才の女」のように、『事件の陰には女あり』かもしれませんが、『偉業の陰には女あり』もまた、真理なのでしょう。

なんてことに想いを馳せながらウォッチングしてみると、歴史上の偉人も身近に感じられますよね。

2009年11月4日水曜日

青洲の里へ 二両列車に乗って

「華岡青洲の里」へ行ってきました。

青洲といえばご存知の方も多いと思いますが、全身麻酔を行い乳がん摘出手術をしたことで有名ですね。これはモチロン世界初の偉業です。

青洲は医者として名を馳せていますが、鍼灸治療にも造詣が深いとのこと。
一度は訪れてみたいと思い、早速に場所を検索。

初めは車で行くつもりでしたが、当院の大和高田から電車一本で行くことができるのを知り、ビックリ!
JR和歌山線の「名手」は大和高田から和歌山へ行く途中にあるのです。

JR和歌山線はめちゃローカル列車なので、今まで乗ったことがないのです。
これは、電車で行くっきゃないぞ!と乗り込んだのが、二両列車。


乗ってみると、以外と乗客が多いのです。行楽シーズンでもあり、ご年配のカップルや外人もいて賑わっています。動き出して早々と、次の駅案内のアナウンス。ボヤっと聞いていると、「ドアは先頭の運転席のすぐ後ろのドアしか開きません。降りられる方は前の車両までご準備ください。」と言っているではないか。

なんで?ホームが短いのかな?でも、これは二両しかないのに…
そんな短いホームなら乗ってくる人はどこで待つのだろう…と興味深々。

電車が駅に滑り込むと、普通のホーム。ローカルだが長さは充分にあるぞ。なんでだ?

と思うと持ち前の好奇心がムクムク。後ろの車両に乗っていた私は、早速に一両目に移動。
……なぁんだ~、そうか!とすぐに合点!
駅に停車すると、運転手さんが席を立ち、車掌さんに早代わり。降りる人から切符をもらっていたのです。
そりゃ、他のドアは開けられないよなぁ。運転手さん、ご苦労様。


元の車両に戻り、外人さんから話しかけられました。彼はドイツ人で、これから高野山に行くそうです。
高野山なら橋本駅で乗り換えるといいですよ、と拙い英語まじりのボディランゲージで暫しのチャット。

やはり、ローカル線は楽しいぞ!とテンションは昇り調子。
一時間半かけて、ようやく目的地の「名手」に到着。


チト長くなりました。青洲の里に行ってからの感想は、また投稿しますね。
アップは気まぐれなので、いつとは言えませんが…

2009年10月28日水曜日

学際に舞い降りた神々のいたずら

このタイトルに!ときた方は、かなりのお笑い好きですね~

先週末に、当院から程近い畿央大学の学園際に行ってきました。
理学療法や看護科のある「健康科学部」と「教育学部」を二本柱に、香芝市のニュータウンに7年前にできた大学です。
新設なので、建物はモチロン新しくてキレイ!生徒さんも活気があって、とても親切!
久々に学生さんの若いパワーを浴びてきましたよ(笑)

学際といえば、模擬店は当たり前。私が学生の頃はミュージシャンを呼ぶことが多かったですが、今やミュージシャン以上に人気なのはお笑い芸人さん、だそう。
ここ畿央大学でも、やはりありました!吉本芸人さんのお笑いライブ。

今回は「span!」と「モンスターエンジン」が登場。
ライブの途中から入ったので、「span!」は終わりの2分だけしか観られず、残念!
次の「モンスターエンジン」はがっつり観るぞ~と勢いこんで、野外ステージを囲むように建っている校舎の廊下に回りこみ成功。ここは大阪のおばちゃんの勢い、恐るべし!
何とか観られる場所を確保!

「モンスターエンジン」のマジ漫才は初めて。ヘェ~、結構オモシロいやん!
この子ら 神々のいたずら だけやないんやなぁ~。まわりにもかなりウケテルよ~。
そして、漫才は終わり、二人はステージから姿を消し、そろそろ観客が帰りかけた瞬間。
出ました! 神々のいたずら!


一気に観客のテンションはヒートアップ!シャッターをきる音があちこちから降り注ぐ。
これは私も!と、勢い勇んで撮ったものの、写ったのはこの一枚だけ。

廊下に回りこんだのが災いして、窓越しにしか撮れなかったよ~(グシュン)
窓ガラス越しの映像は、モヤのなかに現れた神さまみたい、神秘的だよ…と負け惜しみ。




これも、神々のいたずら かもね。

2009年10月21日水曜日

2009年秋期のカウンセリング講座の始まり

先日の日曜日に、2009年秋期のカウンセリング講座第1回の授業がありました。

「炎の鍼灸師★養成講座」は圧倒的に男性の先生が多かったのですが、今回は初めて、男性<女性の先生が集まられました。

初回は「こころ」について考えたり、感じたりするために必要な手引き書についてのお話し。
手引き書といっても参考書のご紹介ではないのです。
「こころ」はあまりに漠然としていて、捉えどころがないですよね。
鍼灸では心身一如とはいうものの、「こころ」へのアプローチなんて…と思われるのも無理はありません。

そこで、まずお話しするのが、この「手引き書」なのです。「こころ」へアプローチするための地図のようなもの。

なぜ、私たちは悩むのでしょうか?不安はどこからくるのでしょうか?
なぜ、うまくコミュニケーションがとれないのでしょうか?
家族なのに… 恋人なのに… 親友なのに… そして、患者さんなのに…

女性は一日に2万語の言葉を話さないとストレスが溜まると言われています。
それは、実に分厚い電話帳一冊分の量だそう。
(まあ、最近は電話帳を見る機会も減りましたよねぇ~)

ということで、女性陣の多い今回の講座では、質問がいっぱい!
やはり、分からないことをすぐに言語化する特質なのでしょうか(笑)
脱線することもありますが、質問をしてもらえるのはとっても嬉しいもの!
だって、何がわからなくて、何に興味を持っていられるのかが、実によくわかるからです。

これからも、どんどん聞いてくださいね。そして、実りある講座にしていきますね。

2009年10月17日土曜日

招かれざる客

太陽が西に傾き、夜のとばりが空を覆いかけた時刻、今日最後の患者さんに鍼をして待合室に戻り、窓辺のカーテンに手をかけた瞬間、背後の床にポトリ!と不気味な音。
エッ!と目を凝らして見ると、ナント待合室の床に茶色のカマキリが!

一瞬、カマキリと目があって、(たぶん、カマキリも私を見ていた、イヤ、睨んでいたと思う)珍客は頭をもたげたり、カマを威嚇するように振ったりしているではないか!

もし、患者さんが治療室で鍼を打たれた状態で休んでられなかったら、間違いなく、「ギャア~!」と悲鳴をあげていたこと間違いなし。
でも、ここは大人の対応をしなくっちゃ!と心ではわかっても、カマキリを手に持って外へ出すなんて芸当はとってもムリ~。…だって、虫が怖い私が、カマを持つ虫に触るなんて考えられない。

…と、そこへタイムリーに友人が登場。彼女はニコッと微笑みながら、ティッシュを片手にカマキリに近寄り、そっと包み込んだのです!なんの躊躇も、よどみもない所作にウットリ~~。

ひたすら、虫を怖がらない友に感謝した日でした。
その珍客の運命は……神のみぞ知る。

2009年10月15日木曜日

雷にも気づかず、食べて、呑んで…


昨日は、以前に勤めていた職場のメンバーとの食事会でした。
久々に逢う人もいて、飲み放題でワイワイガヤガヤ。

話題は変幻自在。猫の目もここまでは変わるまい、というほど尽きることがないですね~(笑)
やはり女性の飲み会は、おしゃべりもご馳走のひとつ。

6時から始まった宴は、気がつけば夜の11時半。マジで~!!
昨夜は激しい雷雨があったらしい。
…というのは、宴の最中に患者さんから電話があり、「すごい悪天候なので、気をつけてください。」と言われて、初めてわかったしだい。

でも、遅くなったお陰で(?)雨はすっかり上がってました。
湿っぽくて木の葉の香りが微かにする雨上がりの風が、火照った頬を撫でて気持ちは最高!
夜の闇に紛れて、いざ家路に…

2009年10月14日水曜日

秋空とあぜ道と稲刈り…そして筋肉痛

初めてのブログです。とにかく書いてみるっきゃない!!


夏日が少なかった今年の夏。空を見上げれば入道雲は早々に退散して、うろこ雲が空を支配し、青空はどこまでも高くて、日本列島はすっかり秋景色。
そんな秋空に誘われるように、先日、「葛城の道」にハイキングに行ってきました。
当院は奈良県の中部にあり、近辺には山あり谷あり。ブラッと出かけるには最高の場所なのです。

お気に入りの場所はいくつかありますが、今回は人が多くないところ。古きを訪ねられるところ。そして、何より外せないのは、開院してからの運動不足のせいで日ごとに増すお腹まわりを、すっきりさせるためのウォーキング。…ということで「葛城の道」へ参上!

古民家の写真を撮っていたら、地元のおじいちゃまから話しかけられ、しばしのお喋りタイム。奈良県御所市には高野街道があり、宿場があって芝居小屋がかかっていたこと。このあたりのお庄屋さんやお代官さまのことなど、さすがに地元の方しかご存知ない興味深いお話しが盛りたくさん。おじいちゃまとお別れして、一言主神社へ。ここでは鳥居をくぐってからは一言もしゃべってはいけない。そして、本殿で一言だけお願いすれば、その願いは叶えられるという神社。もちろん、しっかりとお願いしてきました。

そして、千体石仏のある九品寺へ。途中はあぜ道もあり、道端には無人のみかん売り場。一家総出で稲刈りをする農家の人。ホントのどか~な風景でした。
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翌日には筋肉痛のおまけまで付きました。

美康堂鍼灸院
http://www.bikodou.com/