2010年3月23日火曜日

講座最終日

21日の日曜日は、今期最後の講座。
半年は長いようで短いですね。和気あいあいと楽しく授業したなかで、別れがくるのはチョット淋しいものです。
今期も終わりに近づくほど、[聴く]意味をしっかり理解して、ロープレされるようになります。漫然と聞くのではなく、聴きこむ大切さを感じてもらえるのは嬉しいことです。
発達心理に興味を持たれる先生が参加されていて、質問も多くて、活気あふれる講座でした。

以下は受講生の感想です。
・鍼灸師としてコミュニケーションをどのように取りたいのかがわかりました。
 また、なりたいイメージも出来上がりました。
・ロープレするなかで、自分の医療面接を見直せるのが良かった。
・フィードバックの技法を使っていきたい。
・治療場面だけでなく、プライベートでも使える技法だと思いました。
・自分自身を客観的に冷静に考える機会になってよかった。
・講座を受けたことで、今までと違う視点で人と接することができました。
・楽になれた。

授業の後、近くの焼き鳥屋さんで打ち上げをしました。連休の真っただ中、5時過ぎというのに店は満杯状態。活気があって美味な焼き鳥に下づつみ。ほろ酔いも重なり、寒い風吹くなかでも心はポカポカでした。

2010年3月11日木曜日

霰(あられ)そぼ降るなか、古木を訪ねて

昨日は日本列島大荒れの一日でした。
樹齢千年を超える鎌倉の大銀杏の木が強風で倒れたり、鹿児島で雪が降るなど衝撃的な画像を目の当たりに、驚かれた方も多いでしょう。

水曜日の午後からは休診。寒くて雨の悪コンディションでしたが、患者さんより五条市に樹齢250年の梅が満開で見ごろ、との情報がありドライブがてらに、ひとっ走り。
道路は整備されていて、走りやすかったのですが、現地は霰まじりの雨。

古木は江戸時代に建てられた「藤岡家住宅」の庭に、凛とした姿で立っていました。
藤岡家は庄屋で、両替商や薬種商など商いを手広くしていたようです。
長い間、無人で荒れていたのを現当主が私財を投じて改修し、地元のNPO法人がバックアップ。ガイド付きで屋敷内を案内してくれます。これで入館料300円は安い!

小道具も多く、骨董好きの私のテンションは急上昇。写真撮影もo.k.
蔵や書斎、茶室もパチパチ撮ってきました!

6代目当主は内務省官僚を経て3県の知事に就任。退官後は俳人・玉骨の名で、ホトトギス同人として活躍したとのこと。
かの有名な与謝野晶子の書簡も展示されていて、彼女の激しい気性からは想像できないほどの繊細な筆跡にビックリ。教科書でしか知らない人物の人となりを垣間見たようで、想像力をかきたてられました。

ゆっくり見て歩いていると、一瞬の晴れ間が…
シャッターチャンスと庭に下り、古木・長兵衛梅をパシャ!


江戸から明治へと激動の景色を長兵衛梅は、見てきたのでしょう。
当主が無人の間も、ひっそりとただ静かに…

温泉に立ち寄り、冷え切った身体をほっこりと温めて、一路家路に…

2010年3月4日木曜日

名古屋の地で…



先日の日曜日に、鍼灸カウンセリング協会より依頼されて、講演をしました。
場所は名古屋。私自身も会員なので、顔見知りも多く和気あいあいの講演となりました。
会員はみなさん鍼灸師さんです。

「養成講座」では6回に分けてお話しをしますが、単発となると的を絞って題材を選ぶことになります。
3時間で伝えたいことをまとめるのは、やはり難しいことですね。

今回のテーマは「臨床で活かせるカウンセリング手法」です。
前半は講義スタイル、後半は実技スタイル。
講義は短く後半の実技を多めに取り、参加型の講座を目指しました。

終了後の受講生からの感想です。
「心理学の難しい話しも鍼灸師さんが話してくれるので、わかりやすかった」
「これまで患者さんとのコミュニケーションを何気なくしていたが、コミュニケーションの大切さを感じた」
「普段は話を聴く側にいることが多いが、聴いてもらう心地よさを改めて感じた」
「心理テストがおもしろかった」など。

中には、「声が小さかったので聞こえにくかった」とのご指摘もあり、しっかりとおなかから声を出さないと…と気付かされたこともありました。
参加者からのパワーをもらい、パッピーになって名古屋を後にしました。