2011年11月11日金曜日

酔いしれる


しばらくブログを休んでしまいました。
久々の更新です~

先日の日曜日は茨木でヴィンテージカー ショウがありました。
1927年~1989年までのオールドカーが40代余り集合!

当日は運悪く朝から雨模様。
場所がグランドだったので、出品されている車のタイヤは泥まみれ。
個人所有の車なので、オーナーさんは雨の合間にボディーの雫をこまめに拭いています。

日本車はホンダと日産のフェアレディZとトヨタのカローラが数台。
輸入車が圧倒的に多くて、フェラーリやポルシェ、ベンツなど多数です。

中でも1927年型BUGATTIな凄かったですよ。
エンジンを回して音を聞かせてもらいましたが、エンジン音が半端なく最高!
1989年型フェラーリのエンジン音もお腹の底に響いて、もう酔いしれました!

やっぱりスポーツカーは興奮しますね。
雨の中、一時間以上かけてカメラに雄姿を納めましたよ。

2011年7月9日土曜日

北の国から パート2

宮古での活動を終えて、その日は花巻で一泊。宿に着いたのが遅くて急いで夕食を済ませました。
翌日はレンタカーを借りて、一路、親戚のいる大船渡へ。

この日は朝から激しい雨。出発する直前には震度5強の余震もあり、土砂崩れを警戒しながらのドライブ。花巻から大船渡までは山道を辿って約2時間。
道路は完全に復旧していて、思った以上に走りやすくて、ホッとです。

避難しているのは三人。震災以来、無事がわかってからずっと逢いたいと願っていたNさんと兄夫婦です。逢った瞬間、二人で抱き合って涙、涙!感動のご対面!とにかく無事で良かった!

彼女の避難先に着き、兄嫁さん手作りのお昼をご馳走になりました。心のこもった手料理に、お見舞いにきたのに良いのかなぁ…と思いながらも、ホント美味しくて完食。親戚の空家をしばらく避難先にしているとのこと。
避難所に比べて、プライバシーも確保でき恵まれていると言います。


昼食を終えて、高台にいる親戚に逢いに行きます。高台では、地震で壁に亀裂が入ったようですが、一見は無傷な状態。同じ被災地とはいえ、津波で全て持って行かれた者と損壊のない者とのギャップを痛感。

車で大船渡を案内してもらいました。大船渡は宮古よりも津波の被害は甚大です。
港は満潮ではないのに、浸水していました。その日は雨で気温も低かったのですが、ガレキが積まれたところは異臭が漂います。腐った魚の処理が終わったから、臭いはマシとのことですが、やはり窓を開けると堪えます。






停電しているので、信号がなく、大阪府警の車両が随所に停まり、警察官が手信号で合図しています。雨の中での作業に頭が下がります。
道路はいたる所で冠水していて、通行止めが多いです。ガレキに埋もれた街に倒壊しないで立っている立派な建物があります。近くに行ってみると、中はグチャグチャ。
巨大な丸太がビルの三階に刺さっていたそうです。港にあった丸太が津波で悪さをした、とのこと。

少し高台に移り、街を一望。
想像を絶する景色と親戚の話に、言葉を失います。
テレビで報道されている映像を観るのと現場に立って感じるのは雲泥の差があります。
現場の空気に触れないとわからないことが多いと実感。


帰阪してからのメールで、仮説住宅が当たったとの報せ。近々、引っ越すそうです。
仕事場も住居も流されましたが、先日、部屋を借りて仕事を再開したとのこと。
行政を待っていては何も始まらない。自分たちで動き出さないと!と彼女の弁。
国も地方も早く動いてほしい!切なる願いです。

2011年7月8日金曜日

北の国へ

先月末に岩手県に行ってきました。
宮古市の体育館でボランティアをし、大船渡の親戚にも逢ってきました。

宮古は盛岡から東へ向かい電車かバスで2時間余り。
岩手県の北部に位置し、津波は30mの高さにまで達したそうですが、他の沿岸部に比べて被害のあった地域は限局的だったようです。岩手県鍼灸指圧マッサージ師会の会長の佐々木先生と会員の先生方と待ち合わせて、バスで宮古へ。

駅周辺は食堂や店も営業していて、一見、津波の被害のあった所とは思えない様子。盛岡から宮古までの電車も一カ月後には復旧したとのことです。
とはいえ、車で港方向へ1~2分も走ると信号機は点いておらず、そこから先は軒並み倒壊した建物が連なっていて、様相は一変します。
ガレキはかなり撤去されていますが、津波の被害は甚大です。この日も側溝の泥をかき出すボランティアの人をたくさん見かけました。

タクシードライバーによると、ご本人は当日、勤務がなかったので難を逃れましたが、タクシー会社の社長は津波でさらわれて、今も行方不明とのことです。テレビで繰り返し放映された津波が襲った魚市場の屋根が、すごく高いのを見て、30mの高さの津波の威力に足もとがすくみました。


体育館ではマッサージの先生方とともに、鍼治療。
避難所は統合されているようで、体育館が最後の避難所だそうです。
体育館には150名強が避難されていますが、合同慰霊祭と重なり外出している方が多くて、20名くらいが避難所に残られていました。

5人の先生で14人の施術をしました。背中や肩や腰に凝りや、熟睡できないなどの症状を訴える方が多いです。昼間はガレキの撤去や仕事探しなど、避難者は忙しいのだと話されていました。
長期に渡る過酷な環境での生活に心身ともに疲弊しておられます。
避難所では段ボールで仕切られた空間しかなくて、女性の鍼治療には限界があります。
少しの間でもプライベート空間があれば…とジレンマを感じます。

奈良から来た、と言うと心から感謝されました。様々な地域から多くの人が応援に駆け付けていますが、関西からの応援は途切れることがないそうです。繰り返し誰かが来てくれるのだそうです。
神戸は震災を経験しているので、応援の初動も早かったのですが、他の関西地域からの応援も絶えないとのこと。
関西人の一人として、チョット誇らしく、嬉しい瞬間でした。

少しでも早く、少しでも先に再生の道を歩んでほしい!その一心です。
帰阪してもこの想いは募ります。

2011年6月2日木曜日

おとな買い

「モンスター」と聞いて、何を連想されますか?

異例の早さで梅雨入りした今年。
まさに梅雨本番を思わせるザアザア降りの中、「モンスター」を買いに行きました。

「モンスター」って、浦澤直樹の漫画って連想した君は、なかなかの漫画好きですね~
まあ、私は連載ではなく単行本で読んだので、少々の漫画好きなのですが…

10年位前に18巻全てを一日で読んでしまったほど、いや~メチャ面白い!
お気に入りだったのに、1~12巻まで紛失。
たぶん、引っ越しのドタバタで逸失してしまったようです。シュン(;一_一)


最近は学生さんも治療に来られます。
中には漫画好きもいて、結構、話しが盛り上がるのですね~
「モンスター」を読んでみたいという声もあり、後半しかないのも気になっていたので、いざ、ブックオフへ。
前半がないなんて、致命的ですよね(笑)

一冊350円かなぁ…と思いきや、ナント、一冊105円!
ムム~安い!
時間の経過でどんな本も105円になるシステムなら、当然なのかも…


迷わずに12巻全ておとな買い!

両腕にイッパイ漫画を抱えてレジに直行したのは、何年振りだっけ…
早速に棚に全巻そろえて、気分は最高!

2011年5月6日金曜日

ほろ酔い月

ゴールデンウィーク真っただ中の水曜日の午後、当院はお休み。
「炎の鍼灸師☆講座」の先生方と西宮の酒蔵巡りに出かけました。

午前診を終えてから酒蔵へ。三時頃に現地到着。
他の先生方は朝の10時に西宮の朝日ビール工場の見学を皮切りに、既にほろ酔い気味。メチャ早いスタートにシラフの私は苦笑い~


取りあえず、日本盛の煉瓦館で試飲開始。
淡麗のお酒を試してから、搾りたて原酒をチビリ。
火入れをしていないので、アルコール度数も高く、香りも芳醇。
思わず、「あぁ~美味しい!」とテンションアップ!

その後は白鷹酒造と白鹿酒造で試飲。搾りたて原酒と一口に言っても、やはり酒造元によって味は全く違うのですね。
しっかりとパンチのある日本酒が好みなので、日本盛の搾りたてがピタッときました。

試飲後はレストランでビールとワインを呑み、場所を変えて再び地ビールと日本酒をグビグビと頂きました。
美味しい料理と美味しいお酒と気の合う仲間。ん~、やっぱり最高やね!

いつしか外はどっぷりと暮れ、楽しいひと時に後ろ髪を引かれながら家路へと急ぎます。

こんな宵は月もほろ酔いだといいなぁ…なんて独りごち(笑)

2011年4月5日火曜日

臨床カウンセリング講座の感想

2010年秋期 臨床カウンセリング講座を受講された先生方の感想です。

★カウンセリングについて全く知識がなかったのですが、初心者にわかりやすく丁寧に教えていただき、大変良かった。講座のなかでの例がわかりやすく、余談も興味がわくものばかりで、充実した時間でした。
ロープレを録画していたので、自分のロープレを映像で振り返ることができ、問診中の自分を観るのは初めてで、こんな風に見えているのだと驚きました。こういう言葉を使うといいな…とか、言い方を変えたほうがいいな…とか、よく考えるチャンスができました。
4回の講座なので、吸収しきれるのか心配です。



★臨床で何かの足しになれば…と軽い気持ちで受講しましたが、期待以上の内容で、とても有意義な時間を過ごすことができました。
教わったことは家庭生活でも役立ち、フィードバック、話のまとめ、共感することで家族間の会話がとてもよくなりました。
三層構造、エゴグラム、女性の特性などを考えて会話すれば、相手の反応がとても良くなるのに驚いています。以前は、話を合わせることは男らしくないという考えでしたが(スーパーエゴ?)、今ではこうした対応が男らしいと思うようになりました(新たなスーパーエゴ?)
それと同時に夫婦間のこと、子供のこと、仕事での付き合いなど自分の中にあった人間関係でのモヤモヤとした疑問が、講座を受けたことによってかなり解消することができました。
講座を受けたことで色々得ることができ感謝しています。



★ロープレが臨床に役立ち、とても良かった。問診の方法だけでなく、社会生活していくうえで今回学んだことは、とても役立つと思います。
教えていただいた技法や理論は全て使っていくつもりです。これから先も勉強していきたいです。



★理論的なことを実際に治療現場で使うには、まだ難しいなと感じますが、ロープレはとても勉強になりました。NBMやEBMは重要だと思うので、もう少し勉強していきたいと思います。



★とても素晴らしい!学識に裏付けられた的確な説明、個別の内容にもよどみなく、納得のいくアドバイスにとても感銘しました。もっと深く勉強したくなりました。
スタッフとの人間関係が難しい時があるので、性格の分析や行動基盤をつかむのに、交流分析は役に立った。
心理学的に難しい内容もあるので、事前に資料か教科書的な書物を指定してもらって、予備知識を持って講義に臨めたらもっと良かった。ロープレは大変役にたつので、時間があればもっとやりたかった。



★ずっと心理学についてのセミナーを受けたかったので、とても満足しました。
自分の中にあった「心理学」の興味がはっきりしました。自分をうまく表現できなかったので、「心理学」の分野から自分を見つめることができて、とても良かった。
家族の人や周りの人、身近な人のことを今よりもっと深く考えるために、「心の地図」を使っていきたいです。カラー診断が使いやすいです。
単回のセミナーも開いてほしいです。



カウンセリングに興味のある方は「炎の鍼灸師★養成講座」のHPを見てくださいね。
http://www.geocities.jp/niten_do/

カウンセリング講座は医療関係の方や医療系の学生さんも受講していただけますよ。
ちょっとコマーシャルです!

2011年3月31日木曜日

地震と心震

東日本大震災の報道で、テレビをつけてはため息の日々。

父方の祖父の故郷が、岩手県大船渡市大船渡町なのです。
祖父は分家の次男坊で、他家に婿養子に行くことになり、婿養子になりたくない祖父は故郷を捨てて、大阪の地を終の棲家にしたのです。

祖父母も他界し、大船渡の親戚の付き合いも疎遠になっているのですが、今でも何人かの人との交流はあります。
6年ほど前に大船渡に行った時には、心のこもったもてなしをして頂き、紅葉の美しさも重なり、想い出深い地となった街です。

それが、今は無残にも街は壊滅状態。本家は自宅も家族も無事とわかったのですが、一番気にかけている人の消息がなかなかわからず、憔悴していました。
彼女の避難先がわかったのが、震災後一週間経ってのことです。

その後の状況が全くわからなかったのですが、ようやく今朝、彼女と電話することができました。避難所を出て、お兄さん夫婦と生活を始めたとのこと。内陸部なので、ライフライフも大丈夫で、今は少し落ちついたそうです。

彼女の仕事場は津波で全壊、自宅は二階部分まで水に浸かったそうです。
私は出す言葉を失ったのですが、彼女はこれからの立て直しを力強く語っていました。
辛い状況だからこそ、強い言葉で再生を話す彼女の気持ちが伝わってきて、ただひたすら聴くことしかできませんでした。

彼女とは、年に数回しか話していないのですが、人を思う気持ちは、その人に逢った回数や距離ではないのですね。
大事な人と思っていたのは事実ですが、私のなかの彼女の存在が、これほど大きいものとは思っていませんでした。

この震災が、かろうじて私に知らせてくれた大事な「気づき」です。
そして、そのことに気づけたタイミングが遅すぎなかったことに、ただ、ただ感謝です。


今、私ができること。
それを考えながら、彼女を想いながら、ブログを書いています。

2011年3月26日土曜日

臨床カウンセリング講座

先週の日曜日に、秋期最後の講座がありました。
第1・第3日曜日の9時から13時までの4回講座の最終日でした。

今回は女性鍼灸師がお一人だけ、ということで、前回の黒一点とは真逆。
紅一点なので、やや華やかさに欠けるかなぁ (笑)…なんて不謹慎なことを思いつつ始まった講座です。

ワークショップ形式で行う講座は、参加されるメンバーで雰囲気も変わります。
今回も初回からたくさんの質問が出て、皆さんの気迫や情熱に感激しっぱなしです!

回を重ねるごとに、メンバーの表情に少しづつ変化が現れます。

「how to的な内容はしない。カウンセリング理論に基づいた内容にしよう。」
これが、この講座のモットーです。

それは、なぜか?
how to では、「気づき」にまで至らないのです。人間関係はテクニックのみでは進展しません。やはり、自分の心の変革が必要なのです。心の変革には「気づき」が重要。

今回、寄せられた感想を読ませていただくと、「気づき」を持たれた方が多くいられました。
講座はたったの4回です。その後の生活は何万日と続きます。
「気づき」があると、講座が終わってからも臨床は勿論、私生活での様々な人間関係が豊かになっていきます。
これからも、自分の内なる心に耳を傾けてください。

受講くださり有難うございました。
近々、感想文をアップしますね。

2011年2月11日金曜日

非日常

やってきました!極寒といわれながら、積もることのなかった雪。
今朝はシャッターを開けると、予報とおりの銀世界。
いつもより30分早く6時起床。

最近は目覚ましが鳴っても、あと5分、あと5分と布団から片手だけ出して目覚まし時計の頭を叩き、なかなか布団から脱出できないのに、「雪」という非日常のおかげ(?)で、一度のベルで脱出成功!

自宅から治療院まで車で15分の距離ですが、スリップ事故が怖いので車は置いて、徒歩と電車を使い40分くらいかけての通勤。

早朝にもかかわらず、空き地の坂道を利用してソリ遊びする父子を発見。
やっぱり、子供にとって白銀の世界はファンタスティックなのでしょう。

転ばぬようにと足元ばかりを気にして、うつむきがちだった顔をスっクとあげましょう。
新雪を踏みしめるキュ、キュという感触を味わいつつ、雪化粧の街を楽しみながら、いざ治療院へ!

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

昨年を表す漢字「暑」からは真逆。
年末から年始にかけて、日本は寒波に見舞われました。

当院のある奈良にも、大みそかは雪が舞い散りました。
積りはしなかったのですが、風も強くて、体感温度はかなり低いものでした。

元旦は、やはり、寒い~

気温は低くても、鍼灸への情熱の火で、今年もハートは熱く臨床していきたいと思います。


本年も宜しくお願いします。