2012年3月31日土曜日

出逢い、そして別れ

今月で高槻にある大阪医科大学の麻酔科を辞めさせて頂くことになりました。
5年間の麻酔科外来での鍼灸治療は、痛みにアプローチできる鍼灸治療を目指している私にとって、とても有意義な経験でした。


大阪医大は、日本で鍼灸治療をいち早く取り入れた大学病院として新聞にも報道されるなど、ユニークな治療をしている病院です。
今でこそ、「麻酔=オペ時の麻酔」ではなくなりましたが、
疼痛を和らげるペインコントロールは、まだまだ歴史が浅いのです。

麻酔科外来では、痛みの原因が外傷なのか病気なのかを問わず、まず痛みを和らげることを目指しています。
大学病院に来院される患者さんの症状は様々です。
いち鍼灸院では、出会うことのない疾患の患者さんも鍼灸治療することができました。

まだまだ勉強することは山のようにあるのですが、我がままをいわせて頂きました。
これからは、奈良の治療院と高齢になった両親の介護に精を尽くしていきたいと思っています。

季節は旅立ちの時です。新たな気持ちで次のステップを歩んでいきますね。
桜の開花を待ちつつ、心を引き締めて…

2012年3月6日火曜日

ミーハーですが…


昔から密かにファンで、数少ない映画が出れば必ずチェックしているイッセー尾形さんの芝居を観て来ました。
最近は映画よりも芝居にはまっていますね。

学生時代は夜行バスに乗って東京に行き、早稲田小劇場や天井桟敷・赤テントを観て夜行バスで帰ってくるほど演劇好きだったのに、ここ暫く芝居から遠のき雑事に追われる日々。

三谷幸喜の舞台を観てから芝居好きの火が再炎してしまいました~
新春歌舞伎も含めると、今年は三回目の舞台。


イッセー尾形さんは舞台に出てくるだけで、クスッと笑ってしまうオーラあり。
どこにでもいる人物を、どこにでもあるシチュエーションを切り取って演じると秀逸です。
笑いのなかにも哀愁があり、でも決して涙は誘わせない。

私は昔から「泣き」の芝居は苦手です。
「泣き笑い」といいいますが、「笑い」はそれだけで「泣き」を包括しているのです。
ことさら「泣き」を入れられると、ちょっと辟易。「笑い」の根底に「哀」あり。

少々ひねくれた私ならではの自論なのですが…


今回は小松政夫さんとの二人芝居「小松政夫とイッセー尾形のびーめん生活」

どこまでが芝居で、どこからがアドリブなのか。
還暦を迎えたイッセー尾形と小松政夫の二人の世界に酔いしれました!

舞台終了後にサイン会があり、ミーハーな私はサインに握手に写真もお願いしました。

ん~ 幸せ~!!